ビール5社が15日発表した2014年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税出荷数量は、前年比1.5%減の4億2707万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と、10年連続で前年を下回り、1992年の統計開始以来の過去最低を更新した。2003年の市場投入以来、出荷を伸ばしてきた第3のビールも昨年、初めて前年実績を下回った。消費税率引き上げに加え、最大需要期である夏場の天候不順もあり、需要が落ち込んだ。
全体の半分を占めるビールは1.0%減の2億1460万ケースで18年連続のマイナスだった。第3のビールは4.4%減の1億5117万ケースとなった。その一方、発泡酒は4.4%増の6129万ケースで、12年ぶりに前年実績を上回った。
第3のビールの減少と発泡酒の増加は、サッポロビールの「極ZERO」の影響が大きい。極ZEROは、痛風の原因とされるプリン体ゼロ、糖質ゼロの機能性をうたった第3のビールとして発売されたが、国税当局から製法についての照会を受けて販売を中止。7月に発泡酒として再発売した。