創業者で父親の大塚勝久会長と娘の大塚久美子社長が、経営主導権をめぐって株主総会での決着へと発展した大塚家具。27日午前から開かれた株主総会は、久美子社長による会社側提案が可決された。総会では勝久氏が久美子社長を厳しく批難、久美子社長も「事実認識での違いもあるし、コンプライアンスでは歩み寄ることはできない」と、強硬な姿勢をみせ、両者は激しく対立した。
親子で経営権を争う極めて異例の事態で、「日本全国の注目の的となっている」(総会出席の株主)だけに、全国長年株主であったが、初めて株主総会に出席する株主も多い。昨年は30人の出席だったが、今回は200人が出席し、2つの会場を使用した。
午前10時に総会が始まった。議長の大塚久美子社長が議事を進行していくが、開始5分後、第2会場などにモニター映像が届いていない技術トラブルがあることがわかり、一旦進行がストップ。ただ、数分で復旧した。報道陣向けに公開するモニター映像も同様に復旧した。