この後、株主からの質問に入るが、トップバッターとなった男性株主が勝久氏を厳しく非難する。「これまで勝久氏は情報を開示してこなかった。そして会社のことがわからないのなら黙ってくれという態度だった。それが今回は株主として、他の株主にお願いするというが、それならまず会長を辞めるべきだ」と攻撃。議長である久美子社長から発言をまとめるように促され、発言を切り上げた。
その後、勝久氏が「久美子社長の提案する経営陣では仕事はできない」として、自身の取締役選任を要請。また、勝久氏の妻である千代子氏が「(久美子氏では経営)できるとは思いません。あと、社員さんをいじめないでください」と、意見し、勝久氏を応援する一幕もあった。
一般株主からは「この騒動から、会長、社長が和解して共同で取り組んでいくことをアピールすれば、宣伝効果は抜群だ」といった意見や、これまで「会長がやってきた富裕層向けのビジネスと、社長のいうカジュアルな製品の両方をやればいい」と、会長、社長の対立よりも和解を求める意見が相次いだ。