大塚勝久会長はこれまでの記者会見やフジサンケイビジネスアイの単独インタビューで、久美子社長が提案している取締役案に対して経営能力がないとの視点から批判を繰り広げ、実の娘に裏切られた父親としての悔しさをにじませた。「票集め」は、個人株主や従業員からの支持に自信を示している。
勝久氏は、久美子氏が会社提案で示している取締役案について、「財務も分からないし、営業経験もない。経営はできない」と批判する。
久美子氏についても「会社のことをよく分かっているから私に反対しているのだと思っていたが、違っていた。社長に選んだことが失敗だった」と述べ、久美子氏が主張する「カジュアル路線」も、「家具の使い捨ての風潮は間違っている」とした。
また、「悪い子をつくってしまった」とも述べるなど、身内の離反に対して感情をあらわにする場面もあった。