四国電力を除く、大手電力9社の今後10年間の販売電力量などを示す供給計画が27日、出そろった。2016年度の電力小売り全面自由化の影響で、東京電力が24年度のシェアを2割奪われる見通しを示すなど、新規参入や越境販売の増加による電力市場の競争激化が鮮明となった。また、原発を持たない沖縄電力を除く8社が、原発の再稼働が見通せないとして、4年連続で15年度以降の供給力を「未定」とした。
最も競争が激しいのが、最大の消費地である首都圏だ。東電は13~24年度の首都圏での販売電力量が年平均で0.6%減少すると予想。販売電力量がマイナスとなるのは初めてだ。
東電は14年度、すでに自由化されている企業向けなどの大口販売で、約170億キロワット時を他社に奪われる見込み。さらに家庭向けも含めた全面自由化の影響で、24年度は新規参入者の販売電力量が約600億キロワット時にまで拡大する。