【開発物語】アサヒフードアンドヘルスケア「クリーム玄米ブラン」 (3/6ページ)

2015.4.6 05:00

3月2日にリニューアル発売されたクリーム玄米ブランブルーベリー

3月2日にリニューアル発売されたクリーム玄米ブランブルーベリー【拡大】

  • 2001年秋に発売されたフルーツクリームブラン
  • クリーム玄米ブランの開発に携わった多々羅みささん、大倉剛さん、鈴木章子さん(左から)

 食物繊維といえば、同社技術開発研究所(茨城県守谷市)が昨年春にまとめた、玄米とブランに関する調査が興味深い。人が1日に必要な食物繊維の3分の1相当(6グラム)が入ったビスケットを毎日食べてもらったところ、7日間で便秘などの症状が改善される効果がみられたという。クリーム玄米ブランには食物繊維6グラムが含まれており、健康維持に役立てることも可能だ。

 クリーム玄米ブランは、来年で発売15周年を迎える。鈴木さんは「メーンターゲットの20、30代のOLが結婚・出産を経験し、子供たちと一緒に食べる機会も増えてくるだろう」とみる。おいしく手軽に食物繊維が取れる食品として近い将来、家庭の食卓に上る日が訪れるかもしれない。

                  ◇

 ■「おいしさと健康の両立」 試行錯誤

 ≪TEAM≫

 アサヒフードアンドヘルスケア商品開発研究所(東京都中央区)の多々羅みさシニアチーフの1日は、前日に作ったクリームや生地の試作品を味見することから始まる。

 研究員は、生地を焼くなどして1日当たり7、8個の試作品を作る。「時間がたつと味が変わっていくので、朝夜と2度食べたり、同じ試作品を1週間後にもう一度食べたりすることもある」(多々羅さん)という。静かな環境の中、研究員一人一人の地道な作業の中から、ヒット商品が生まれる。

 同研究所の大倉剛所長は週に1、2回は試作現場に顔を出し、「僕はこの試作品の方がコンセプトに合うと思う」などと、多々羅さんらにアドバイスする。ときには冗談を交え、研究所内の雰囲気作りに一役買っている。

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