3月にリニューアル発売されたクリーム玄米ブランのブルーベリー味でも、両部門の連係プレーが成功した。「若い女性に人気のあるブルーベリーケーキのあの味を商品にできないか」。食品マーケティング部から商品開発研究所に要請があり、多々羅さんはおいしさを生かしつつ健康をアピールできる商品にどうしたらできるのかを考えた。「おいしさと健康がしっかり両立しているということをお客さまに伝えたい」(同部の鈴木章子プロデューサー)との考えで一致。完熟ブルーベリーを使用し、甘酸っぱいクリームとの相性も良く、朝食にふさわしいさわやかな味わいの商品が誕生した。
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■栄養調整食品ヒットで市場盛り上がり
≪MARKET≫
アサヒフードアンドヘルスケアによると、2014年の栄養調整食品の売上高(シリアルを除く)は、前年比約5%増の約225億円だった。
食品各社が発売した商品がヒットしたこともあり、市場全体が盛り上がっている。新商品効果や消費者の自然素材への関心の高さは続いており、同社は15年も売上高が伸びるとみる。
栄養調整食品は1980年代、「アスリートの運動時や運動前の栄養補給」(同社)というコンセプトで投入されてきた。だが、朝食を抜いてしまうなど栄養のバランスが取れていない日常の食生活が社会的に話題となり、食生活上の栄養バランスに配慮した商品が開発されるようになったという。
同社は今年1月下旬~2月上旬、首都圏に住む2014年4月入社の男女約300人を対象にストレスと健康に関する意識調査を実施。その結果、ストレスを感じている人の6割以上が便秘や下痢などの「腸のトラブル」を抱えていることが分かった。
仕事前の朝の時間を勉強などの時間に利用する“朝活”ブームの影響なのか、「朝食を毎日食べる派」は7割近くもいた。