統合後の全店売上高は単純合算で計約2兆8000億円に達する。セブンイレブンの約4兆円に及ばないが、それでも業界2位の規模に躍り出ることになる。
経営トップは強気の姿勢だ。3月10日の統合交渉入りの発表会見では、ファミマの中山勇社長は「コンビニとスーパーが一緒になり、金融やシニア向け商品の展開、ネットの取り組みを加速させたい」。ユニーGHDの佐古則男社長も「原料の調達や開発、サービスなどで、幅広いシナジーを目指す」と述べるなど、それぞれ統合に意気込みを見せた。同月18日、横浜市内で会見したサークルKサンクスの竹内修一社長は「トップチェーン(のセブンイレブン)に追いつき追い越せるよう、商品の質を上げる」と挑戦状をたたきつけた。
ただ、現段階ではセブンイレブンの方が地力に勝る。昨年4月の消費税増税後の消費低迷の余波で、ファミマとサークルKサンクスは毎月の既存店売上高の前年同月比マイナスが続く。コンビニ業界でプラスが続いているのはセブンイレブンだけだ。1店当たりの1日平均売上高(15年2月期)でも、ファミマが50万8000円、サークルKサンクスが43万2000円に対し、セブンイレブンは65万5000円と15万~20万円の差が開いている。SMBCフレンド調査センターの田中俊上席主任研究員は「(セブンイレブンには)商品力や、一斉に全国規模で新商品などのキャンペーンを打ち出せる態勢があることが大きい」と指摘する。