トヨタ、メキシコに北米向け新工場 中国ラインも増設で“新ビッグ3”攻防激化 (3/3ページ)

2015.4.16 06:35

 メキシコは人件費も安く、新工場は最新技術を導入することでコストを低減。同国でのカローラの生産開始を受け、カローラを生産していたカナダ・オンタリオ州の工場は19年からSUVや中型車の生産に集中する。

 ボディータイプや車両サイズごとに工場を分けることで、部品調達や生産などを効率化し「北米全体の競争力を高めていく」(幹部)狙いがある。

 これまではトヨタが北米、VWが中国というようにすみ分けされていたが、世界販売が1000万台規模になる中、VWが不振の北米でSUVの品ぞろえを強化するなど攻防は激しくなっている。一方、トヨタもVWやGMが先行する中国でもラインを増やし、「トヨタらしい車を提供して少しずつ成長」(同)する考えだ。

 北米と中国という2大市場攻略の優劣は、トヨタ、VW、GMという“新ビッグ3”の首位争いの行方を左右する。(田村龍彦、ワシントン 小雲規生)

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