２６５キロでサーキットを激走！　レクサスの贅沢すぎる“大人の遊び”を体験 (6/8ページ)

■レッスン２日目

　《スーパーカーで「２６５キロ」の世界を体感》

　２日目は、Ｆ１日本グランプリでも使用した本コースのピットガレージに集合。まだ朝の８時だ。目の前のシャッターが徐々に上がると、ピットレーンに３台の「ＬＦＡ」が姿を現した。生産台数は世界限定５００台。あっという間に完売したレクサスのスーパーカーだ。もちろん「ＲＣ Ｆ」や「ＲＣ３５０」、「ＩＳ３５０」も並んでいるが、「ＬＦＡ」の存在感はその比ではない。目の前には約１．５キロのメインストレートとグランドスタンドが構える。参加者のテンションが一気に上がるのが伝わってきた。ガレージの一角では、東京・神楽坂の人気スイーツ店「アトリエコータ」のパティシエ、吉岡浩太氏が参加者をもてなしている。記者も一番人気の定番メニュー「クレープシュゼット」をいただいた。「ガレージでスイーツを作るのは初めて」という吉岡氏。「いつもは（こういったイベントを）断っていますが、今回の企画は面白そうで、自分がクルマ好きなので参加させていただきました」と“出店”の背景を教えてくれた。

　いよいよ２日目のプログラムがスタートした。まず「ＲＣ」や「ＩＳ」に乗り込み、先導する「ＬＦＡ」の後ろについてウォームアップ走行。もちろん本コースに慣れるための走行だが、かなり本気でアクセルを踏み込まないと先行車からどんどん離される。記者は「ＩＳ」を運転。富士は小学校に上がる前に初めてレース観戦に来て以来、何度も見てきた憧れのサーキットだ。感情が高ぶり気合が入る。メインストレートでスピードメーターを見たら、時速１６０キロを超えていた。

　《いよいよ「ＬＦＡ」をサーキットに解き放つ》

　さて、心身の準備ができたところで、いよいよイベントの最大の目玉、レクサスの“最高峰”の走りを体験する「Ｆ エクスペリエンス」だ。富士の本コースに「ＬＦＡ」と「ＲＣ Ｆ」を解き放つ、なんとも豪華なプログラムだ。

　記者が先に乗ったのは、昨日の走行ですっかり虜になった「ＲＣ Ｆ」。助手席の勝田貴元選手からライン取りやアクセルワークのアドバイスをもらいながら、どんどんスピードを上げていく。勝田選手の「もっと出しても大丈夫ですよ」の一言に私のスイッチが入り、縁石をなめるようにコーナーを攻めた。やはり「ＲＣ Ｆ」は高性能なクーペだ。想像を絶する加速力にトラクション。ストレートでは余裕で時速２００キロを超える。自分が操作している感覚が常にあるので安心感もある。プロじゃなくてもサーキット走行を最大限に楽しめるのだ。クルマから降りると、伊藤選手を見つけて１コーナーのブレーキングなどアドバイスを求めた。そう、このイベントの魅力の一つは、いつでもプロドライバーと気軽に交流できることだ。

味わったことのない“未体験ゾーン”に突入