自動車素材で争奪戦激化 鉄鋼の独壇場を侵食するアルミと炭素繊維 (4/4ページ)

2015.4.30 06:38

【用語解説】自動車の環境規制

 主要自動車企業が拠点を置く日米欧では、地球温室効果ガスの排出量削減を目指して厳しい基準を課している。

 日本は省エネルギー法で、車体重量ごとにガソリン1リットルで走れる距離の下限を燃費基準として決めている。例えば、車体重量が1トンの乗用車は2014年度まで17.9キロメートル以上とされたが、15年度から20.5キロメートル以上に強化された。自動車メーカーは各重量区分の販売車種の出荷台数と燃費から出した平均値が、基準を上回る必要がある。違反すれば勧告や企業名の公表に加え、最大100万円の罰金が科せられる。20年度にはさらに基準が厳しくなる予定だ。

 米国は、普通車と小型トラックを対象にした企業別平均燃費(CAFE)規制がある。米国内の販売台数と各車種の燃費から出した平均を企業別に算出し、基準を下回れば罰則がある。欧州連合(EU)は各車種に走行距離当たりの二酸化炭素(CO2)排出量の規制を12年から段階的に導入。15年からは全ての新車に適用されている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。