マツダはガソリン車よりも価格が割高なディーゼル車を強化し、内装にもこだわるなど車両の高価格帯へのシフトを進めている。新たなブランドイメージに合わせて14年度に着手した販売店の改装は既に21店で終え、15年度は50店の改装を計画している。
一方、軽自動車を主力とするスズキは、店舗改革の一環として販売店の大型化に取り組んでいる。4月にオープンしたスズキアリーナ足立(同足立区)は近隣の3店舗を統廃合して生まれ変わった。延べ床面積は従来の6倍以上になり、新車の展示スペースと整備場に加え、2階には中古車の展示場も設けた。
家族連れや女性客に配慮し、店舗の内装は親しみやすいパステルカラーを採用。預かった車両の整備中に自転車を顧客に貸し出し、近隣で買い物などができるようにするなどきめ細かいサービスも取り入れた。