傘下メーカーの不正会計で巨額の損失が生じる見通しとなり、記者会見するLIXILグループの藤森義明社長=3日午後、東京都千代田区【拡大】
損失額がほぼ確定したため、リクシルは15年3月期の最終利益見通しを220億円(従来予想245億~310億円)に下方修正。延期していた決算発表も8日に実施する。
リクシルの歴史は買収に次ぐ買収だ。最近は海外企業がターゲットで、グローエのほか、11年にビル外装材世界最大手の伊ペルマスティリーザ、昨年は水回り大手の米アメリカン・スタンダードの北米事業を買収してきた。
それだけに海外M&Aが絡む今回の一件は痛手だ。都内で会見した藤森義明社長は、社長直属の監査組織設置やリスク管理の強化策を打ち出した上で「グローバル戦略は引き続き推進する。一時的に減速しても方向性は変えない」と強調したが、「19年度に海外売上高1兆円」の目標達成に狂いが生じる恐れもある。