MERSの拡大を受け、ソウル市内ではマスク姿の人が目立っている=5日(AP)【拡大】
一方で、対策商品には特需の兆しが出ている。フマキラーは「国内の感染に備えて一部業者から発注量を増やす注文がきている」と話す。インフルエンザなどウイルスに有効な食卓用アルコール除菌スプレーや、マスクに吹きかけてウイルスや花粉の侵入を防ぐ商品への問い合わせが増えているという。「三次元 高密着マスク」などを展開する興和も「流通からの問い合わせが増えている」と話す。
一方、韓国へのパッケージツアーなどを扱う旅行業界ではJTB、日本旅行ともに「今のところキャンセルが目立っているという感じではない」という。外交関係の悪化などを背景に14年に日本から韓国を訪れた旅行者数は前年比17%減少。ただ足元で、底打ち感の兆しも出始めていたところだけに「MERS問題の表面化が今後の回復に水を差しかねない」(旅行大手)と懸念する声も出ている。