電力業界、石炭火力「待った」に戦々恐々 環境省が温暖化対策優先 (2/5ページ)

2015.7.11 06:56

東京電力の石炭火力発電所、常陸那珂火力発電所。原発事故と電力小売り自由化で石炭の存在感が増している=茨城県東海村(同社提供)

東京電力の石炭火力発電所、常陸那珂火力発電所。原発事故と電力小売り自由化で石炭の存在感が増している=茨城県東海村(同社提供)【拡大】

 石炭が他燃料を圧倒するのは、化石燃料としては安く、燃料コストがLNGの半分、石油の4分の1程度とされるからだ。石炭の輸入先はオーストラリアなど、原油やLNGなどと比較し政治情勢が安定した地域が多いため、価格が乱高下する心配も少ない。

 安価で昼夜を問わずに一定量の発電ができる「ベースロード電源」としての期待も大きい。東電は2003年、30年ぶりに石炭火力を復活させ、常陸那珂火力発電所(茨城県)の運転を開始した。

 さらに東電福島第1原発事故後、原発が相次ぎ停止したことや、来年4月から始まる電力小売りの全面自由化を控え、コスト競争力のある電源として、全国で建設計画が相次ぐ。

 「このまま石炭火力発電所が建設されれば、(温室効果ガスの)削減目標の達成が危ぶまれる」。6月12日の会見で望月義夫環境相は、地球温暖化対策に向け危機感をあらわにした。

政府は温室効果ガスを30年度までに13年度比で26%削減する…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。