明治菓子営業本部の伊田覚・菓子商品開発部長は、「市場は拡大しているが欧米と比べるとまだ1人当たりの消費量は少なく、市場規模がさらに伸びる余地は大きい」とみている。
日本人の年間消費量は1人当たり2キログラムに過ぎない。これに対しドイツは11.7キログラム、スイスは10.6キログラムもチョコレートを消費している。欧州と比べると日本人のチョコレート消費量は非常に少なく、まだまだ拡大すると予想されている。
ここ最近のチョコレート市場の伸長を牽引(けんいん)している市場構造の変化には2つの側面がある。1つは「こだわり層」の増加。「明治はカカオ豆からチョコレートを一貫生産することで、こだわり層に対応したプレミアムチョコレートを積極展開している。昨年秋に発売したThe Chocolateがそれで、高付加価値のカカオ豆から一貫生産している」(伊田・菓子商品開発部長)という。
2つ目は、機能性チョコレートの市場規模がここ3年間で2.5倍に急成長している。この分野でも「明治はカカオポリフェノールに関する機能性情報の普及強化を図っている。カカオポリフェノールが豊富なビター系チョコを習慣的に食べる人の増加はチョコの新市場拡大につながる」(伊田部長)とみている。