保険商品の設計見直しが相次いでいる。明治安田生命は学資保険の受け取り率を高め、新規開拓に乗り出す=20日午後、東京都千代田区の同社本社)【拡大】
国内大手生保各社が、従来型の保険商品の設計見直しを進めている。工夫次第で若年層や女性、高齢者などの需要を掘り起こせると判断したためだ。インターネットを通じて商品を簡単に比較できるようになり、特色のある商品が選ばれる傾向が高まったことも大きい。各社は、横並びを見直した特色ある保険商品の発売に加え、販売ルート拡大にも乗り出している。(飯田耕司)
日本生命保険は、死亡保障額を抑えて三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)にかかった際の保障を手厚くする医療保険「5つ星」を提供。住友生命保険は、死亡保険金の非課税枠を使った節税対策としての活用を見込み、契約可能年齢を80歳から85歳に引き上げた一時払い終身保険「ロングジャーニー」の販売を始めた。
明治安田生命保険は、受取率を業界最高水準まで高めた学資保険「つみたて学資」を呼び水に、「子育て世代の需要喚起に乗り出す」(担当者)という。たばこを吸っていないことを条件に保険料を割り引く医療保険も、第一生命保険の子会社「ネオファースト生命」が若年層をターゲットに販売を開始した。