会話は、シャープが磨いてきた人工知能と通信技術が生かされている。ユーザーの音声を受信すると、クラウドと呼ばれる空間で言葉を解析し、プログラムされたシナリオに沿って回答する。会話のパターンは現状で1万通り程度用意されており、今後さらに充実させる方針だ。
ポスト液晶の試金石
長谷川専務執行役員はスマホなどの通信部門を構造改革により黒字体質に変えた手腕がある。今年6月、シャープでは高橋興三社長と2人だけとなる代表取締役に就任した。就任時に高橋社長から「テレビ、白物、通信のすべてを持っているメーカーはシャープだけだ。この3つを生かしたモノをつくってくれ」と頼まれたという。
パナソニックやNECが消費者向けスマホ事業から相次ぎ撤退するなかでも、経営危機に陥ったシャープは、スマホの製造事業を継続し続けている。