すべてのモノがインターネットにつながる「インターネット・オブ・シングス(IoT)」の時代が進めば、「通信技術が家電の扇の要になる」(高橋社長)との思いがあったためだ。シャープは人工知能(AI)をかけあわせた「AIoT」を家電事業の理念として打ち出しており、ロボホンはその象徴的な位置付けだ。
独創的な発想の商品に対してネットでは「面白い」「欲しい」と肯定的な声と「誰が買うのか」という否定的な声も飛び交っているが、とにかく久しぶりの注目商品となったようだ。経営危機を脱する反転攻勢のきっかけになるとは考えにくい。ただ、世の中にない商品を生み出すチャレンジ精神がシャープに息づき、「目のつけどころ」が健在であることを示した。
ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」を一般向けも販売し人気を博していることで「ロボットは買うもの」との認識が広がっている。ロボホンも売り上げを伸ばす可能性がある。
液晶一本足といわれたシャープで、長谷川専務執行役員が率いる家電カンパニーが新たに屋台骨を支える存在になるうるか。ロボホンはその試金石になりそうだ。