日本郵政は26日、11月4日に東京証券取引所に上場する株式の売り出し価格を1株1400円に決定したと発表した。19日に決定したゆうちょ銀行、かんぽ生命保険と同様に、投資家の需要を探るために示していた仮条件(値幅)の上限となった。売り出し価格で計算した3社合計の時価総額は13兆567億円(自己株を除く)となる。3社は市場1部に同時上場する。
ゆうちょ銀とかんぽ生命の売り出し価格はそれぞれ1450円と2200円に決定している。
3社合計の売り出し規模は1兆4362億円で、証券会社などに支払う手数料を除く1兆4118億円が政府(6808億円)と日本郵政(7310億円)の売却収入となる。
政府の売却収入は復興財源に充てるほか、日本郵政は年度内に金融2社の売却収入で政府から自己株式を取得する予定で、その分も復興財源の一部に充てられる。
売り出し価格の決定を受けて、麻生太郎財務相は26日、「上場による新たな民間株主の登場と経営に対する市場規律の浸透を通じて日本郵政グループ各社の企業価値のさらなる向上を期待する」とのコメントを発表した。
■日本郵政グループ3社の株式売り出し価格
(1枚の価格/時価総額/初回売り出し分)
≪日本郵政≫
1400円/6兆3000億円/6930億円
≪ゆうちょ銀行≫
1450円/5兆4367億円/5980億円
≪かんぽ生命保険≫
2200円/1兆3200億円/1452億円
※時価総額は売り出し価格を基に算出