メカニックから認められることも大事だ。「あのエンジニアはダメだといわれると、私の存在価値がなくなってしまいます。ドライバーやメカニックから『彼に任せておけば大丈夫』といわれる存在になりたいですね」。とくにチーフエンジニアは、レース現場をまとめる大きな存在なのだ。
同チームでチーフメカニックを務める吉田雅之氏の主な仕事は、「エンジニアの指示に沿って車両を整備すること」。レース中は給油やタイヤ交換を担当する。本戦前にマシンが破損したときは、徹夜で修理作業に当たることもある。
常に心掛けているのは「ドライバーが安全に走りきること」だ。「緊急時でも冷静に作業をすることが大事。確実にやればクルマは壊れません」。縁の下の力持ちがいるからこそ、ドライバーは勝利を目指して全力で走ることができるのだ。