インタビューに答える、かんぽ生命の石井雅実社長=11日、東京都千代田区【拡大】
同社は米IBMの人工知能型コンピューター「ワトソン」を導入し、保険金の支払い業務などに活用する予定だが、「顧客のビッグデータを解析して商品設計に生かしたい」とも意気込んだ。
また、石井社長は、持ち株会社の日本郵政が保有するかんぽ株の売却について、「持ち株会社の判断だが、経営の自由度が高まるので早ければ早いほどいい。1~2年でも対応できるよう準備する」と早期の売却を求めた。日本郵政の出資比率が50%を下回れば、新規業務参入の手続きは、国の認可制から届け出制に緩和される。
日本国債中心の運用資産については、外債や日本株などリスク性資産の割合を6月末の5.6%から10%に増やす方針を明らかにした。