■つながり重視の象徴「着せ替え」構造
ダイハツ工業の軽自動車「コペン」が、オープンスポーツ車として存在感を高めている。昨年6月に全面改良し、フェンダーやフードなど外板部品を交換できる斬新なアイデアを採用。スポーツ車の主な購入層の高齢者に加え、若い層や女性からも人気を集めており、今年9月末時点で約1万2000台を販売した。成功の裏には顧客との意思疎通を重視する姿勢と、生産から販売まで全てを変える挑戦があった。
新しい価値観模索
コペンは通常モデル「ローブ」のほか、初代から丸いヘッドライトを継承した「セロ」、スポーツ感を高めた「エクスプレイ」と趣向の異なる3車種をそろえた。最大の特徴は外板11部品を“着せ替え”し、ローブをセロにして楽しむことができる新構造「ドレスフォーメーション」だ。
コペンのチーフエンジニアを務める藤下修氏は「顧客とつながることが一番大切だった。販売して終わりではなく、(交換などで)日々の意思疎通ができる」と説明する。