【ビジネスのつぼ】ダイハツ「コペン」、若者や女性の支持獲得 開発一時凍結して新たな価値模索 (2/5ページ)

2015.11.16 06:31

ダイハツ「コペン」の前に立つ開発担当の藤下修さん

ダイハツ「コペン」の前に立つ開発担当の藤下修さん【拡大】

  • フェンダーやフードなど外板部品を交換できる斬新なアイデアを採用したコペン
  • ダイハツ工業の軽自動車「キャスト」

 2010年1月に始まったコペンの全面改良は、当初から高いハードルが課せられていた。技術の進化に伴う改良のみならず、若者のクルマ離れなど将来への懸念がある中、「ダイハツの存在感をいかに示していくか」という使命があったからだ。開発メンバーは「スポーツカーとは何か」など根本的な議論から進めていた。

 だが、藤下氏は「販売店で見て触りたいと興味を示す新しい価値が足りない」と考え、開発を一時凍結。約4カ月にわたり他社製も含めたクルマ愛用者らの声を聞き、新しい価値を探した。

 藤下氏は聞き取りを経て、「みなクルマのある生活をそれぞれ楽しみ、興味もある。いかに本気でつくって伝えるかだけだ」と直感した。その思いから企画、開発、生産、販売の「全てを変える」のかけ声のもとに各部署からメンバーを集めた専任チームを立ち上げ、組織の壁を取り払って開発を進めた。

開発テーマは「ラブ・ローカル(地元を愛す)」に設定

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