ウォンテッドリーの仲暁子CEO【拡大】
--とはいえ、ウォンテッドリーの採用プロセスは人事部が普通は反対するようなやり方ではないですか
「反対する人たちもいます。ですが、秀でたエンジニアを採用するのは今とても難しく、ウォンテッドリーは特にそれに適したサービスなんです。大企業はこれまでと同じ伝統的な手法に失敗してからウォンテッドリーを試してみよう、となるのです。切羽詰まった状況になって初めてウォンテッドリーに手を出すというのでしょうか(笑)。でも、実際使ってみてうまくいけば、大企業も使い続けてくれます」
--初めてサービスを使ったとき、あなたが私のオフィスを訪ねてきて、私たちのフィードバックをサービスに反映することに純粋に興味があるようだったので感心しました
「覚えています。私は、顧客をできるだけ個人的に理解することが大切だと思っています。ウォンテッドリーで募集中の『シゴト』を見てもらえば分かりますが、採用する人もされる人も給与や条件について話し合うのではなく、お互いのビジョンを説明し、話し合うことに焦点を絞っています。スキルや待遇ももちろん重要な要素ですが、プロセスの始まりはビジョンだと思います」
〈仲氏に初めて会ったとき、彼女があまりに控えめで謙虚なことから、そのアイデアがいかに画期的で社会を変える力を持っているか理解しているのだろうかと思ってしまったほどだ。しかし、彼女をよく知っていくと、この起業家が自分が社会を変えていることを意識的に理解してウォンテッドリーを経営していることが明らかになってくる。彼女には彼女のやり方がある。〉