ウォンテッドリーの仲暁子CEO【拡大】
◆仕事好きの母のように
--新卒で務めたゴールドマンサックス、それから初期メンバーとして働いたフェイスブック・ジャパンを辞めてウォンテッドリーを起業したのですね。その決断はどこから?
「定期的なお給料がなくなることが、最初は怖かったです。でも、母の影響があって奮起しました。大学の教授をしている母が長時間働くのを見て育ったんですが、母は目の前の仕事がすごく好きで楽しんでいました。私もそんな人生を送りたいと思いました。ゴールドマンサックスやフェイスブックではそれが得られないと気付くと、怖さは自然と薄れました」
--では、起業にご両親は賛成されたんですね
「実は、仕事をやめてすぐにウォンテッドリーを始めたわけではないんです。ゴールドマンを辞めてまず私は漫画家になりました(笑)。ずっとやりたいと思っていたことだったのですが、競争が激しい世界です。当時私は25歳で、1年だけ挑戦してみようと決めました。漫画家として大成するには力不足だと分かって、漫画家やイラストレーターが作品を投稿する場を提供するサービス「magajin」を始めました。それもあまり人気がでることはなく、結局フェイスブックに入社して半年ほど働くことになりました」
「素晴らしい会社でしたが、ソーシャルネットワークが次々に現れてきた頃でこの大チャンスを逃すわけにはいかない、また自分の手で何かやってみようと思ったんです。ウォンテッドリーを起業するころには両親はもう私の性格を分かっていたので、あまり気にしなかったようです」