東芝 周回遅れの改革 家電大なた振るうも「攻め」の戦略見出せず  (2/3ページ)

2015.12.21 23:12

東芝本社

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 会見で、室町正志社長は「少なくとも大幅な赤字に陥ることがなくなる」と述べた。だが、21日の東京株式市場で東芝株は急落し、年初来安値を更新。終値は前週末比27円70銭(9・8%)安の254円80銭と、利益水増し問題発覚前の半値以下に落ち込んだ。

 また、室町社長はテレビ事業について「映像技術はさまざまなグループの事業に影響があり、維持する」と述べたが、収益改善が本当に進むか、市場からの視線がさらに厳しくなるのは必至だ。

 ■優良事業も売却 

 医療機器などを扱うヘルスケア事業では、中核子会社、東芝メディカルシステムズを売却する方針を示した。室町社長は「持ち分の50%以上、場合によっては全て手放す」と説明した。

 医療関連事業はこの日公表した28年3月期連結業績見通しで、唯一の営業黒字だった。優良事業の切り売りを強いられたのは、資本市場からの資金調達が難しくなっているからだ。

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