東芝本社【拡大】
会見で、室町正志社長は「少なくとも大幅な赤字に陥ることがなくなる」と述べた。だが、21日の東京株式市場で東芝株は急落し、年初来安値を更新。終値は前週末比27円70銭(9・8%)安の254円80銭と、利益水増し問題発覚前の半値以下に落ち込んだ。
また、室町社長はテレビ事業について「映像技術はさまざまなグループの事業に影響があり、維持する」と述べたが、収益改善が本当に進むか、市場からの視線がさらに厳しくなるのは必至だ。
■優良事業も売却
医療機器などを扱うヘルスケア事業では、中核子会社、東芝メディカルシステムズを売却する方針を示した。室町社長は「持ち分の50%以上、場合によっては全て手放す」と説明した。
医療関連事業はこの日公表した28年3月期連結業績見通しで、唯一の営業黒字だった。優良事業の切り売りを強いられたのは、資本市場からの資金調達が難しくなっているからだ。