「きょう広島から来るとき、富士山が見えました。美しい国・日本でスポーツカーを開発し、つくり、走らせる。こんな国は他にはありません。スポーツカーをつくり続けることをみんなでやっていきたいと思いますし、私の世代の経営者が数値じゃなく、ロマンで経営をやっていけばできると思います。マツダはやります。一緒にやらせてください」
クルマ好きの支持を集めるスポーツカー。だが、開発や生産には時間も労力も必要だ。その割に、実用性のなさや価格がネックとなって、大量の販売台数は期待できず、ビジネスとして成り立たせるのは難しい。
特に、日本メーカーがつくる2人乗りの小型スポーツカーは米国や欧州などでも市場が限られ、業績が悪化するとリストラの対象になることもある。
だが、12年以降、トヨタ自動車「86」や富士重工業「BRZ」、ダイハツ工業「コペン」、S660、ロードスター…。国内各社はこぞってスポーツカーを投入している。