スポーツカーで日本経済の浮沈わかる? カー・オブ・ザ・イヤー受賞車の軌跡 (3/5ページ)

2016.1.9 07:01

「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたマツダの「ロードスター」と喜ぶ関係者ら=2015年12月7日、東京都江東区

「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたマツダの「ロードスター」と喜ぶ関係者ら=2015年12月7日、東京都江東区【拡大】

  • 「ロードスター」は2005年の日本カー・オブ・ザ・イヤーでも選ばれていた
  • 2006年受賞のトヨタ自動車「レクサスLS460」
  • 2009年受賞の「プリウス」
  • 2011年受賞の日産自動車「リーフ」
  • 2014年受賞のマツダ「デミオ」

 自動車産業 元気のバロメーター

 2015年3月期決算で過去最高益が相次いだ自動車業界だが、ほんの少し前までは不振にあえいでいた。08年のリーマン・ショックに伴う世界的な需要の急減、11年の東日本大震災とサプライチェーン(供給網)の寸断、タイ洪水、超円高…。次々と苦難に見舞われた。それでも、メーカーは苦しみながら開発を続けてきた。個性豊かなスポーツカーは、ようやく立ち直った自動車産業のまさにシンボルのように見える。

 エコカー時代到来

 「日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」の受賞車を見ると、日本の景気動向と重なる。マツダのロードスターがCOTYを受賞した05年。この年、政府・日銀は景気の「踊り場」脱却を宣言。日経平均株価は1万6000円台を回復した。国内新車販売は580万台を超え、好調な海外販売もあり、各メーカーの業績は上向いていた。

 株価は翌06年に1万7000円を突破。好景気を象徴するかのように、トヨタの高級車ブランド「レクサス LS460」がこの年のCOTYに輝いている。

ただ、07年に入ると、米国のサブプライムローン問題が浮上し…

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