日銀のマイナス金利政策導入を受け、26日も預金金利引き下げや保険料値上げが相次いだ。三菱東京UFJ銀行は29日から定期預金金利を期間10年以内なら金額にかかわらず年0.01%に引き下げる。住友生命保険は3月1日から営業職員と銀行の窓口で販売している一時払い終身保険の一部保険料を値上げする。
三菱東京UFJ銀行の定期預金金利は過去最低となる。3月1日からは低金利の住宅ローン新商品の取り扱いも始める。当初3年間の金利を年0.45%とし、4年目から完済までは、店頭金利から年1.8~1.85%引き下げた金利を適用する。
住友生命保険は、貯蓄性の高い一時払い終身保険の3商品で、契約者に約束する運用利回りである予定利率を現在の0.75%から0.50%に引き下げる。このため保険料が値上がりする。