4月から家庭も電力会社を選べる電力の小売り全面自由化を前に、関西電力系のIT企業が電力小売りビジネス解説本を出版、すぐに初版2千部を完売して増刷を繰り返すなど話題だ。親会社の関電から顧客を奪う新電力(特定規模電気事業者)の新規参入を促すことにもなるノウハウ伝受は電力販売事業のシステム開発など本業の顧客開拓の一環。関電も「電力業界全体に意義があること。どんどんやってほしい」と太っ腹な姿勢をみせている。(中島高幸)
増刷決定
解説本は「ウチの会社電気売るんだってよ」(日本電気協会新聞部発行、税別1800円)。
関電系のIT企業、関電システムソリューションズ(大阪市北区)のビジネスコンサルティング部の武川克哉部長(48)と石橋和幸さん(35)を中心に執筆を担当。実際に電力販売の事業計画策定から具体的な業務などのシステムを販売している経験からノウハウを惜しみもなく書き込んでいる。