「ウチの会社電気売るんだってよ」 子会社のノウハウ本に関電は太っ腹姿勢 (4/4ページ)

2016.3.20 07:20

電力自由化の本を出版した関電システムソリューションズの武川克哉さん、上畑昌浩さん、石橋和幸さん(左から)

電力自由化の本を出版した関電システムソリューションズの武川克哉さん、上畑昌浩さん、石橋和幸さん(左から)【拡大】

  • 関電システムソリューションズが出版した「ウチの会社電気売るんだってよ」

 男性のモデルになった関電システムソリューションズの上畑昌浩取締役(53)は「少し堅いイメージがある関電とは違った頭の柔らかい文化のアピールも狙いのひとつ」と説明する。

 関電グループのファン増やす

 関電システムソリューションズは昭和42年の設立。関電の電気料金の計算業務を担ってきたが、半世紀にわたり電力事業のITシステムを構築するなかでノウハウを蓄積してきた。

 これまで新電力や電力販売への新規参入を検討している企業に対し、コンサルティングやシステム開発、インフラ構築、運用保守まで支援している。

 昨年には顧客管理や料金計算など電力小売りの基幹業務といえるITシステム「NISHIKI」を発売した。グループ外の関電のライバルとなる新電力向けのシステム販売で順調に売り上げを伸ばしている。

 しかし、こうした事業展開や解説本の出版が関電の顧客を奪っていく新電力に力をつけさせることになるのではと少々心配にもなってくる。

 これに対し、武川部長はは「ビジネスの相手が親会社のライバルでも、関電グループのファンを増やすことにつながり、ともに電力事業を盛り上げていければいい」と説明。太っ腹な関電グループの仲間を増やし、ともに業界を盛り上げていく布石にする戦略なのだという。

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