1~3章では、電気事業の歴史や、発電した電気がどのようにして家庭に届くのかといった基礎的な内容を解説。4~13章は、電力小売り事業を始めるにあたって必要事項や、電気料金メニューの考え方、料金計算方法など具体的な内容まで体系的にまとめている。
グラフや図表、挿絵などビジュアル面も工夫しており、電力事業への新規参入者向けだが、電力小売り自由化に関心のある読者にも分りやすい一冊だ。
石橋さんは「急に電力事業を手掛ける部署に配属されるといった人でも電力小売りの自由化を理解してもらえるよう分りやすさにこだわった」と説明する。
1月21日に初版2千部で発刊したところ、間もなく完売。増刷した2千部も売り切れ、さらに3千部の増刷を決めたという。
表紙は取締役がモデル?
「持っているノウハウを出すことで、自分たちが魅力ある企業であると知ってもらいたかった」
武川部長は、解説本の出版の狙いをこう話す。