最近では、日本の介護の質向上を目指し、北欧からも介護関係者を招いて職員との交流を深めている。
加代子さんは「お年寄りに『いい人生だった』と思ってもらえる最高品質のサービスを提供したい」と話している。(栗井裕美子)
≪Q&A≫
■主婦の知恵で協力獲得
--隆生さんが急逝した際の心境は
「夫は才能のある人で、これからすばらしい眼科医として世の中の役に立とうとするところで志が絶たれた。塾と眼科医院を続けることで、その悔しさを緩和できればと思った。夫にいつか『よくやった』と褒めてもらうのを楽しみに、生きていこうと決意した。最初の頃は夫の遺品を見るたびに涙が出た」