トヨタ自動車は20日、熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震の影響で段階的に停止している国内の車両組立工場の生産ラインについて、25日から順次再開すると発表した。滞っていたドア部品の供給に一定のめどがついた。トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)など3工場と2工場の一部ラインは休止を続ける。
25日には愛知県内にある堤工場のほか、グループ会社のトヨタ自動車東日本の東富士工場(静岡県裾野市)などを再開する。トヨタ自動車九州の宮田工場などを稼働するかどうかは27日をめどに判断する。
地震で被災したグループのアイシン精機の子会社工場で生産していたドア部品が不足したのが停止の要因だったが、アイシンの海外拠点から輸入することで部品を一定量確保できた。