燃費試験の不正問題を巡る記者会見で、厳しい表情を見せる三菱自動車の相川哲郎社長=20日午後、国交省【拡大】
--責任は誰にある
中尾副社長「歯切れ悪く説明しているが、外部調査委員会ではっきりさせたい。試験に携わったものが分かっているが、責任の特定はできない」
--日産から指摘されないと分からなかった
相川社長「非常に申し訳なく思っている。自浄作用が行き届いていない。原因を明らかにして、プロセスを変えていく必要がある」
《厳しい追及に中尾副社長も疲れの色が》
--燃費競争が熾烈になっており、エンジン開発で出遅れたから今回の不正が起こった
中尾副社長「エンジンの遅れで焦っていたわけではない。ただ、エンジン性能、トランスミッション性能、転がり抵抗を含め、どの部分が他社に劣っていたから(今回の問題が発生した)と断定するところまではいたっていない」
--クルマの開発での出遅れは感じているのか
中尾副社長「エンジンも含め、他社に出遅れていた」
--リコールはするのか
中尾副社長「最終的には国交省だが、保安基準に適合していればリコール対象ではない。国土交通省と、今回の試験データを提出したうえで判断する」