米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は22日、熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震の影響で部品調達に支障が出るとして、北米にある四つの乗用車の組立工場で今月25日から2週間にわたって生産を停止すると発表した。地震の影響は海外の大手自動車メーカーにも広がった。
GMは「影響を軽減するため、先手を打って生産計画を調整する」と説明。部品の種類や、減産の規模は明らかにしていない。北米での今年の生産計画や決算には「重大な影響が出るとは予想していない」とした。
対象となるのは米国の中西部オハイオ、カンザス、南部テネシーの3州と、カナダにある各工場。
GMは2011年の東日本大震災の発生後も、日本からの部品供給が途絶えたため米国の一部の工場で生産の一時停止に追い込まれた。(共同)