日本の経済界がイスラエルに注目 第4次産業革命、技術協業つなげる考え (2/2ページ)

2016.4.29 05:00

3月7日にイスラエルのテルアビブで開かれた同国と日本の経済連携促進を目的としたビジネスフォーラム(共同)

3月7日にイスラエルのテルアビブで開かれた同国と日本の経済連携促進を目的としたビジネスフォーラム(共同)【拡大】

 経済界がイスラエルに注目するのは、ICT(情報通信技術)、航空宇宙、製薬・医薬など、ハイテク分野での研究開発が進んでいるためだ。特に第4次産業革命では、人工知能(AI)、ロボット技術、自動運転など高度なIT技術が必要となり、イスラエルが先行している分野も多い。また、イスラエル側としても日本のモノづくり技術と組み合わせることで、世界規模での展開を加速させる狙いがある。

 日本との関係では、愛知県の電子機器メーカー、サン電子がイスラエルのITベンチャー・セレブライトを完全子会社化している。セレブライトは、銃乱射テロ容疑者の所有していたスマートフォン「iPhone」のロック解除について、米連邦捜査局(FBI)が協力を求めたとされたことで話題を集めた。

 今年1月には、ソニーが通信用半導体製造のアルティアを約250億円で買収。今後、日本企業によるイスラエル企業のM&A(企業の合併・買収)も加速しそうだ。(平尾孝)

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