任天堂がホームページで掲載しているPR動画は、女子学生がミートモで同級生の「プロレス好き」を発見してびっくりするというもの。アプリを通じて、現実の人間関係が意外な発展をしていくおもしろさを訴えている。
カドカワの浜村取締役は「ミートモは新しいコミュニケーションのあり方を提案した。それだけでなく、任天堂の今後のゲーム戦略を垣間見ることもできる」とも分析する。
任天堂の戦略の核ともいえるのが、ミートモと同時にスタートした会員制サービス「マイニンテンドー」だ。
マイニンテンドーは、ユーザーが自分のID「ニンテンドーアカウント」を取得。任天堂のゲームなどで遊んだり、ダウンロードしたりするとポイントがもらえ、ソフト購入の割引クーポンやアイテムと交換できるというものだ。ミートモと連携させると、質問に答えるなど遊ぶごとにポイントがつく。
浜村取締役は「ミートモでマイニンテンドーの会員が増加すれば任天堂の他のゲームにも誘導でき、収益の拡大につながるのでは」と指摘する。