任天堂の据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」向けソフト「スプラトゥーン」が好調だ。14年ぶりの同社独自の新キャラクター登場で、ヒトがイカになる奇抜さや子供に親しまれるデザインなどが受け、5月の発売から4カ月の累計販売台数は世界242万本とミリオンセラーを達成、不振のWiiUの販売を押し上げている。任天堂を復活に導く切り札になる可能性が出てきた。(牛島要平)
14年ぶりの新キャラ
スプラトゥーンは、画面内で複数のプレーヤーが街を駆け回り、お互いに違う色のインクを発射して地面や壁を塗り進め、陣地を取り合うゲーム。時間内により多く塗った方が勝ちだ。
ゲーム内でヒト型のプレーヤーがイカに変身して自分の塗ったインクの下を潜って移動できたり、インクを発射する道具「ブキ」をいろんな種類から選べたりと、ゲームを楽しめる工夫が随所に散りばめられている。インターネットにつなげば「4対4」の対戦が可能だ。