11月下旬、年末商戦まっただ中のヨドバシカメラマルチメディア梅田(大阪市北区)。ゲーム担当の女性店員が、売り場に設けられたスプラトゥーンの特設コーナーの前で興奮気味に語った。
「マリオのゲームは安定した人気がありますが、スプラトゥーンの売れ行きはそれ以上。WiiUでは少ないシューティングアクションでありながら、子供でも親しめるキャラクターデザインが幅広い世代に受け入れられている」
スプラトゥーンの9月までの約4カ月の累計販売本数は世界で242万本(うち国内86万本)。今年度上期(4~9月)では、同じWiiU向けではわずか約20日間で188万本を売り上げた「スーパーマリオメーカー」(9月10日発売)とともにミリオンセラーを記録した。ソフトを遊ぶためゲーム機の売り上げを伸ばす効果もあり、27年度上期のWiiU販売台数は前年同期比6・3%増の119万台だった。