このゲームは、マリオや「ゼルダの伝説」のような定番のキャラクターが登場するゲームとは違って、まったくの新作。任天堂の独自キャラクターとしては平成13年10月に発売されたゲーム「ピクミン」以来の意欲作だ。
「既存のゲームの枠にとらわれずに、新しいゲームをつくろうと考えた」
任天堂のホームページで商品の開発秘話を社長が聞き出す「社長が訊(き)く」で、スプラトゥーン開発を担当した男性社員が、岩田聡前社長(7月に死去)にそう語っている。
ソフト開発を担う情報開発本部でWiiUの開発に携わったメンバーが連日集まり、約70のアイデアを出し合って議論を重ね、たどりついたのがスプラトゥーンだ。「シンプルな対戦から無限にいろんな戦いが生まれ、ずっと楽しめる」。開発を手掛けた別の男性社員はそう強調する。
年末商戦に手応え
「これほど爆発的に売れるゲームソフトも最近は珍しい」