会見場に入る三菱自動車の益子修会長(左)。手前は日産自動車のゴーン社長=12日、横浜市(大西正純撮影)【拡大】
三菱自動車の益子修会長は12日、日産自動車との資本業務提携会見で、自動車業界を取り巻く環境について、「環境の変化が大きく早い。このため単独で、環境対応に取り組むのは難しい。信頼できるパートナーがいた」との見方を示した。
日産を選んだ理由については、「軽の共同開発する協業をして信頼関係を築けている」ことに加え、「トップ同士の信頼関係もある。ほかのビジネスアライアンスも話をしてきた。燃費(不正問題)をきっかけに早まったが、いずれこの道にいったのではないか」と述べた。
三菱グループで支える選択肢もあったはずだったとの質問に対しては、「三菱グループから離れることでなく、(三菱東京UFJ銀行、三菱商事、三菱重工業の)3社に20%以上の株は持ってもらい、人的支援も行ってもらう」とした。