会見場に入る日産自動車のゴーン社長(左)と三菱自動車の益子修会長=12日、横浜市(大西正純撮影)【拡大】
「ダイナミックなパートナーシップであり、それぞれの会社の潜在力伸ばす。当社は三菱ブランドを守り尊重し育てる。課題解決を支援し、とくに燃費問題で失った客の信頼回復に力を入れる。三菱自が新たな一員となる。日産のアライアンスは今や世界最大かつ最もグローバルで多様性を持つ自動車グループだ。両社で新興国市場の道を開くほか、電機自動車も協業していきたい。経営の知見と企業統治の経験を提供し成長実現につなげていく。新たな旅が始まろうとしている。三菱自は信頼を回復し新たなビジネスチャンをつかむと信じている。本件は潜在的に双方にとってウィンウィンの内容だ」
《益子修会長が緊張しながら話す》
金子会長「本日、この場にいることを大変光栄に感じている。数週間、燃費不正(燃費データ不正問題)で心配迷惑かけ、おわび申し上げる。昨日の会見で使命として経営を安定につなげる道筋つけたいと申した。思い切ったことやらないといけないと。まさに提携は私どもにとって信頼回復、経営安定の重要な道筋だ。提携は客、取引先、株主、社員すべてのステークホルダーに喜んでもらえると思う」