2016年3月期決算会見で、業績を説明するKDDI田中孝司社長=12日、東京都千代田区【拡大】
スマホの普及が一巡したうえ、格安スマホも台頭している。これらの環境の変化を示したのが、同日公表されたKDDIの中期経営計画だ。営業利益を年平均で7%伸ばし、最終年度の19年3月期に1兆円超とする目標を掲げた。しかし、同社は16年3月期まで3期連続で2ケタ増を達成しており、鈍化が鮮明になっている。
このため、同社は携帯利用者の顧客基盤を活用し、電気や日用品などを含む「au経済圏」の流通総額を現在の7300億円から、19年3月までに2兆円に増やす考え。ドコモも新規事業やコンテンツサービスなどの「スマートライフ領域」を強化する。ソフトバンクは、買収した米携帯子会社を核に海外事業を拡大している。
■携帯大手3社の2016年3月期連結決算
(売上高/営業利益/最終利益)
ソフトバンクグループ 9兆1535(7.6)/9994(8.8)/4741(▲29.1)
NTTドコモ 4兆5270(3.3)/7830(22.5)/5483(33.7)
KDDI 4兆4661(4.6)/8333(25.2)/4944(24.9)
※単位は億円。カッコ内は前期比増減率%。▲はマイナス。ソフトバンクグループ、KDDIは国際会計基準、ドコモは米国会計基準