「日本車の信頼失墜」三菱自は今後どうなるのか 海外でも疑念晴れず (3/6ページ)

 円満解決の道険し…ガソリン代、エコカー減税は

 三菱自は外部有識者による調査委員会を設置。第三者による真相に迫るメスは入ったばかりだ。調査の進捗を踏まえ、ユーザーらへの具体的な対応が決まるとみられるが、円満解決の道は険しい。

 まず重大なのが軽自動車を購入した顧客に対する補償だ。

 三菱自は正確なデータとカタログとの燃費差をもとに、ガソリン代を穴埋めするとみられている。いまのところ、燃費データ不正が明らかになった計62万5千台が対象。燃費性能の水増し分は5~10%程度とされる。ただ走行距離や地域によってもガソリン価格は変わるため、補償額の算出は容易ではない。なにより、怒り心頭の購入者が提示された補償内容に納得するかは分からない。中古買い取りの価格にも響きそうだ。

 燃費性能に応じて税金が安くなる「エコカー減税」で優遇されていた税負担の軽減分の扱いも焦点だ。税額が変ってしまうほど、燃費データが実態と大きく異なれば、税金を追加で払う必要があるからだ。

 今回は、ユーザー負担を三菱自が担う意向を示しており、同社がまとめて払う可能性があるが、手続きなどはまだ何も示されていない。

株主からも突き上げをくらうのは必至だ

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