化学大手各社、「機能商品」の育成強化 原油安に黄信号、再編活発化も (3/5ページ)

2016.5.30 06:40

三菱ケミカルHDと旭化成が4月から一体運営するエチレン設備=岡山県倉敷市

三菱ケミカルHDと旭化成が4月から一体運営するエチレン設備=岡山県倉敷市【拡大】

 だが、それ以降となると楽観はできない。足元の高稼働は、円安による輸出の増加が支えてきた側面もある。集約が進んだとはいえ、国内設備の能力は合計で約681万トンに達し、輸出を除けば単純計算で200万トン近い能力が余る計算だ。円高が進むなどして輸出がしぼめば、余剰は一気に表面化する。

 業界は、数年前から外資との合弁を含めた中東メーカーの攻勢にさらされてきた。さらに18年には、米国のシェールガスを原料にした安価なエチレンが出回り始める見通しだ。前後して中国内陸部でも安い石炭ベースのエチレン生産が本格化するとみられ、日本メーカーの競争力は一段と低下しかねない。

 原油相場の上昇も、不安要素の一つ。石化協の淡輪会長代行は「急激な価格変動が一番きつい」と不安要素を挙げる。

「シェールガスと汎用品で戦っていては生き残れない。機能商品を育てないと」

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