化学大手各社、「機能商品」の育成強化 原油安に黄信号、再編活発化も (5/5ページ)

2016.5.30 06:40

三菱ケミカルHDと旭化成が4月から一体運営するエチレン設備=岡山県倉敷市

三菱ケミカルHDと旭化成が4月から一体運営するエチレン設備=岡山県倉敷市【拡大】

 農薬を含む化学業界では、世界的な大再編が始まっている。昨年末に米大手のデュポンとダウ・ケミカルが経営統合を決めたほか、今年2月には中国化工集団が農薬世界最大手のシンジェンタ(スイス)を買収すると発表。最近も拒否されたとはいえ、医薬・化学大手の独バイエルが種子・農薬大手の米モンサントに買収提案を行ったばかりだ。規模や汎用品の競争力で劣る以上、日本メーカーはこうした巨大企業と競合しない事業構造に転換するしかない。

 機能商品の育成を怠れば、好業績が「つかの間の春」に終わるだけでなく、生き残りすらおぼつかなくなるだけに、楽観ムードはない。(井田通人)

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 ■化学各社の連結営業利益

 (2015年度実績/18年度目標)

 三菱ケミカルHD 2800/3400

 住友化学 1644/2000

 旭化成 1652/1800

 三井化学 709/900

 東ソー 694/850

 宇部興産 414/500

 ※単位・億円、三菱ケミカルHDの目標は20年度

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