北陸電力の金井豊社長は10日、東京都内で記者会見し、再稼働に向けた原子力規制委員会による志賀原発2号機(石川県)の審査が同日再開したことを受け「これからが重要だ。審査対応に最大限努力していく」と語った。これまで敷地内断層の評価のため審査は止まっていた。金井社長は「規制委には(断層に)活動性がないことを納得してもらえると思う」と強調した。また4月の電力小売り全面自由化に伴い参入した首都圏での家庭向け電力販売に関し、1000件を上限に募集したところ、これまでに約500件の申し込みがあったことを明らかにし「想定通りのペースだ」と手応えを語った。