阪急阪神HDの株主総会に向かう株主たち。熱心な阪神タイガースファンのほか、沿線住民とみられる中高年の女性も多かった=14日、大阪市北区【拡大】
関西を代表する私鉄2社を保有する阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が14日、大阪市内で開かれた。株主には熱心な鉄道利用者やファンも多く、運行ダイヤ見直しをはじめ、阪急の滋賀県延伸や、新チケット導入などを要望する突っ込んだ質問が相次いだ。また、傘下のプロ野球・阪神タイガースの運営をめぐり、球団愛に満ちた意見・提案も続出。会場には沿線住民と思われる中高年女性の姿が目立ち、ユニークな質問が飛ぶと厳粛な会場が笑いに包まれるなど、人気企業らしい総会となった。(大島直之)
快速から普通まで“複雑怪奇”
鉄道の利便性向上については、長年の利用者という男性株主から「阪急の(特急、快速など)優等列車を昔のようにシンプルにしてほしい。(京都線は)快速特急から普通まで7種類もあって分かりづらく、複雑怪奇だ」との意見が出た。これについて経営側は「その時期の利用状況に応じてダイヤを作っている」と理解を求めた。
1枚の乗車券で、一定のエリア・期間内なら何度でも利用できる「ゾーンチケット」の導入を求める要望も出された。経営側は「欧州にみられるゾーンチケットは、地方自治体が運営しているケースが多い。日本のように独立採算で経営する民間会社では難しい」と釈明し、理解を求めた。